こんにちは、副院長の閨谷 奈津子(ねやたに なつこ)です。
私は現在49歳。近年、患者さんとの年の差を感じるようになりました。
医師になった頃は患者さんが自分より年上でした。母でもなく、育児もしたことのない私は医師としてのキャリアも短く患者さんにとって頼りなかった存在だったと思います。
その後、患者さんと同じくらいの年齢になり、自分も妊娠出産を経験し、ようやくお母さん医師として子育ての悩みを共有できるようになりました。
そして今、自分より20くらい年の離れた患者さんが多くなり、若いパワーをもらって元気に働いています!
産婦人科は病気だけではなく生活環境及び社会的背景の影響を強く受ける科です。人間は一人一人違うので症例ごとに多種多様なバリエーションがあり仕事は楽しく、飽きることがないです。
今回10周年という節目に当たり私が日頃診療を行う上で大切にしている2点についてお話ししたいと思います。
【①大切な患者さん】
皆さんはどのような基準で病院を選びますか?
最近はSNSなどの口コミを参考に選ぶのでしょうか?
どこの病院を選ぶにしろお医者さんやスタッフとのコミュニケーションはとても大切ですよね。
お医者さんと話すとき、伝えたいこと事を伝えられていますか?
診察室に入って偉そうな態度で電子カルテだけ見ているお医者さんだと喋りたくても半分も伝えることができないですよね。
私の理想の診察はカフェでお友達と話すような、そんな雰囲気の診察です。
今はコロナの影響もあり診察はマスクを着けた状態で行うことが主流ですが、将来的にマスクを外せるようになれば本当にお茶を飲みながら診察したいくらいです。
産婦人科は敷居が高いと思われがちですが、お茶を飲みながらリラックスして診察を受けるようになることが私の理想です!!
色々な患者さんがいます。学生さんもいれば子育て中の人もいます。生理のトラブルで困っている人もいれば、閉経後の不調で受診される方もおられます。
妊婦さんもいれば子供が欲しくて受診する人もいます。
毎日、多岐多様な訴えがあります。生活環境や社会的背景もそれぞれ違います。
限られた診察時間で患者さんと打ち解けるは難しいのですが、今後もできるだけ相手の話に耳を傾け、「診察」だけでなく「会話」も大切にする医療を目指していきたいと思っています。
※HP掲載につきましてお母さまの許可を頂いております
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看護部の帝王切開術シミュレーション研修
【②大切なアンジュスタッフ】
スタッフの皆さん、日々支えてくれて言葉では言い表せないくらい感謝しています。
医師と看護師、助産師、その他スタッフに信頼関係がなければ患者さんが満足のいく良い医療を提供することは難しいと思います。患者さんはもちろん大切なのですが、それ以上にスタッフは大切で、私も含め皆さんをアンジュというお家のファミリーと想って毎日接しています。
私は仕事の合間や休憩時間にスタッフと仕事以外の話(家族の話、美容の話、旅行の話など)をすることが大好きです。
なぜなら「会話」することでアンジュファミリーのことをもっと知ることができるからです。
「会話」は言葉だけでなく、感情や気持ちを交換するキャッチボールのようなものだから、相手の気持ちや考えを理解し、自分の気持ちを相手に伝えることで、より共感や信頼が築かれると思います。
そして何より話すことで私自身も日々のストレスが軽減されていくのです。
スタッフの皆さん、毎日毎日他愛のない「会話」に付き合ってくれてありがとうございます!
以上、私が大切にしていることでした。
【最後に、早稲田院長へ】
院長からアンジュのメンバーにならないかとお声をかけていただき10年が経ちました。
第4子の妊娠、出産から始まり10年間公私ともにいろいろなことがありましたが私をアンジュファミリーに迎え入れていただき感謝しています。本当にありがとうございます。
今後も学びの姿勢を忘れず、院長のバディとして前進できるよう頑張りたいと思います。
開院10周年誠におめでとうございます!!