初めまして
「北陸東和冷暖房株式会社 営業部課長 能海秀穂 様」よりバトンを引き継ぎました
三幸電設株式会社 工事部工事課 桶作和成 と申します。
まず、私が担当します電気設備について説明させていただきます。
電気は生活するうえでは無くてはならないものになっています。
どんなに最先端の設備を整えた建物でも、電気の力がなければただの箱にすぎません。
建物内に電線・ケーブルという血管を配線し、電気を通すことで建物内に血液を送っています。
この箱に電気というエネルギーを安全に通わすことにより建物にあたたかな命を吹き込みます。
エレベーター・機械設備機器・医療機器等を動かす電力、また、それらを制御するにも電気が必要です。
次に、クリニックの電気設備について御紹介します。
受変電設備・照明設備・コンセント設備・電話設備・テレビ共聴設備・インターホン設備・LAN設備・放送設備
ナースコール設備のほか、停電時にも避難できる照度を確保する非常照明設備、消防法で定められている自動火災報知設備・火災通報装置・誘導灯が備えられています。
また、セキュリティー設備として、外部からの出入り口の扉を電気錠で管理し、監視カメラにより常時人の出入りを録画する設備が備えられます。
動力・コンセント設備においては、分電盤から送られる分岐のブレーカーに漏電ブレーカーを用い、どこかで漏電等の異常が発生してもその回路のみ電気を遮断するものが使われ、他の機器への電気の供給を止めることはありません。
また、建物自体高圧受電をしており、電気容量が不足することはありません。手術室には停電や電圧変動などの電源トラブルが発生しても、コンピュータ等の合計２．４ｋｗ以下の容量のものへ約１０分間、常に安定した電気を供給できる無停電電源装置が２台設置される予定です。
照明器具設備においては、照明器具のほとんどは省電力で長寿命のLED照明が使用されており、省エネ対策がなされています。
また、間接照明を配置して、ランプの色を電球色に統一し温かい雰囲気を演出します。
ナースコール設備においては、患者様が御利用になるクリニック内の随所にナースコールの呼び出しボタンが設置され、緊急時にはナースステーションに看護師がいなくても、PHS電話機につながり素早く対応することが出来るようになっています。
電気は目に見えないものであり、トラブル等が発生しても容易に見つけられない場合があります。それゆえ、配線・器具類の取り付け等の施工に際しては十分に検討し、施工管理を行なうよう心がけています。
次回は、当院の厨房管理に携わる
「富士産業株式会社 北陸事業部 福井営業所 主任 谷口由衣 様」にバトンを引き継ぎたいと思います。
三幸電設株式会社 工事部工事課 桶作和成